映画感想『エイプリルフールズ』
今年もエイプリルフールに嘘をつくことなく淡々と『エイプリルフールズ』見ました。
だいたい当日、無理な時は前後のお休みに、必ず年に１回日にちを決めて見るのを楽しみにしている作品ってそんなにたくさんは出会えないですよね！
作品情報
あらすじ
対人恐怖症のあゆみは、一夜の関係をむすんだ亘に「あなたの子供を身ごもった。臨月だ」と連絡をする。しかしこの日は、エイプリルフール。大小さまざまな嘘が街忠を染める。話を聞いてもらえないあゆみは、いてもたってもいられず、電話越しに聞こえた店名のレストランへ乗り込む。
キャスト
戸田恵梨香／新田あゆみ
松坂桃李／牧野亘
ユースケ・サンタマリア／接客係
寺島進／宇田川勇司
江藤里香／浜辺美波
2015年公開／監督 石川淳一／脚本 古沢良太／配給 東宝
以降感想ではネタバレする場合があります。未見の方はご注意ください。
感想
私は割と作品の共演者さん同士で結婚されると作品を見ている間に雑念がわいて楽しめなくなるタイプなので、見なくなることが多いんです。でも、この作品はあんまり恋愛恋愛してないからか、ほほえましいエピソードとして捉えて見続けられている稀有な作品だったりもします。
むしろ毎年、エイプリルフールが近づくと、この映画を観る日が近づいている！！と思うくらいワクワクします。そして今年も無事、当日におうちで見ました。
リアルだったら情報番組でのウソは捏造だったりしてすごくひどいなぁって思っちゃうのですが、どちらかというと出てくるウソの種類が優しいウソで、そのウソが人の心を動かして、ウソをついた側だけじゃなくて、巻き込まれた側の人生もちょっと前進するところがいいんですよね。
一番好きなのは塀の中に入る予定がある遺伝子的父をとりまくお話。
娘役の女の子、当時は知らなかったけど浜辺美波さんなんですよね。今見たらお顔も演技もそのまんまですね（笑）
遺伝子上のお父さん。会えなくなるからって誘拐するとか不器用な人だなぁって思うんだけど、誘拐して顔を見ても分からないくらい小さかった時に別れたのかなぁ？気のかけ方とか接し方が独特だけど、今の家族になじめない娘への諭し方、すごく娘が大事って伝わってくる！そもそもこの旦那さんとごく普通の主婦っぽい母との出会い、見るたびに気になってるからスピンオフやってくれないかな？
そして、高貴なお方のドライバーになった今父。ちょっとボケているところはあるけど、娘に気を使いつつも、ちゃんと父として向き合って叱るところがすごくよかった。
あと何であのインパクト絶大なシーン忘れちゃうんだ？って思うけど、毎回衝撃を受けている菜々緒さんの「うっそぴょーん」ポーズ。ものすごく妖艶なまなざしでクールな印象の方なのに、振り切った３枚目が最高でツボです。
今年も平和にエイプリルフール過ごせました！また来年も見るの楽しみです。
