映画『あのこは貴族』124分 ★★
公開:2021年/監督&脚本:岨手由貴子/配給:東京テアトル バンダイナムコアーツ 出演:門脇麦 水原希子 高良健吾 石橋静河
あらすじ
東京で箱入り娘として生まれ育った華子は20代後半に差し掛かり結婚を考えていた恋人に別れを告げられる。一方、都内で働く富山生まれの美紀は恋人もなく、仕事にもやりがいを感じていなかった。
感想 ★★
このタイトル、上流階級のお嬢さんが一般社会で奮闘する話…だと思っていた。
実際は、それなりにお嬢さんだと思っていた自分が一目ぼれした相手は想像以上に貴族だった。顔は好きだけどついていけなくて、自分らしく開放して(離婚して)生きていくことにしたっていう話かな。
と思うのだけど、20代過ぎても独身という人は今どきごまんといるし、政治家の家系で長男だったら出馬の予定はあるだろうし、これ、お寺とか、老舗のあととりとかでも、その道を継ぐことになるんだろうなくらいは一般人でも想像つくだろうし、それなりのお嬢さんが認識せずに育てられているということ自体あり得ないわけで。
とくに美紀との浮気が続いているわけでもなく、子どもが生まれないことを責められているわけでもなくて離婚?しかも、もめることなく離婚したから、後々顔を合わせても声をかけてもらえる環境って、かなりいいお相手だったんじゃないかな?と思うと、何がしたかったんだろうな、この人。というか、この映画。ただひとめぼれした相手が、想像以上に御曹司で、顔は好きだけど、環境になじめずにやむなく…とかなら、一般家庭で甘々な環境で育てられた顔とスタイル抜群のそれなりに見える末っ子、とかの方がギャップがあって面白いんじゃないかと思うんだけども。
静かに時を過ごせて、気になるタイトルだったのを消化できた。けど、どうやら私は、門脇麦が出ている作品を見るとたいがい退屈に感じるみたい。
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