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Netflix、アマプラ、時々映画館 チョコをおともに見た映画の感想をBitter&Sweetに書いています。

”初轟音”シアター体験!

 先週末は、ドリパス上映会で轟音上映を体験してきました。

ちなみに、観てきたのは『ARASHI Anniversary Tour 5x20FILM #"Record of Memories"』。本作は、現在活動休止中のARASHIが2019年、結成20周年を記念して行ったライブを特殊な撮影方法で映画化した作品です。この作品についてはまたいずれ。

ドリパスとは

 ドリパス上映会というのは何かといいますと、映画リクエストサイト「ドリパス」が会員登録者のリクエストをもとに行う映画上映イベントのことです。リクエストランキング上位に入ると上映会候補作品となり、会員は、開催が決まった作品のチケットを購入して映画館で鑑賞します。

 普通の映画上映は「なんとなく時間が合ったから見てみよう」というきっかけで鑑賞される方もいると思いますが、ドリパスは『映画館でこの作品が観たかった!!』というリクエストをしてきた人たちが座席を埋めているところ。上映方式が通常と異なる場合もあって、通常版で見た作品を違う環境、バージョンで楽しめるのも魅力です。

www.dreampass.jp

轟音上映は振動がすごい!!

 今回は「轟音上映」でした。開催の詳細を見ると、行動範囲内の映画館だったので、迷わずチケットを購入。その時の私は「轟音」の何たるかを知りません。ただ、普通のシアターより大きく歌声が聞けるんだろうなぁ~。と期待して観に行ったくらい。シアターに入ると、前面にウーハーが2台、側面上部にも縦にドドーンと並んでいて、その存在感にびっくり。そして、普段よりもおなかの底から響く歌声にさぞかし酔いしれられるだろう…と期待が膨らみました!

「思ってたんと違う」

 本編が始まって早々「思ってたんと違った」。座席の前から、座席の下からもズドンズドンと鳴り響く…想定外の地鳴りのような音。まるで工事現場のど真ん中で映画を必死に観ているような「轟音」。

 通常版では耳がつんっとするほどファンの声がうるさいのですが、それすらもかき消す轟音。ということでご本人たちの歌声は多少なり強調されているのか?と不安になりましたが、やっはり小さいまま”轟音”でした。

 

ちなみに知らずに見に行った”轟音”を調べてみたら

「音の体感・迫力あるサウンドを意識したシアター」スピーカーユニットを向かい合わせで駆動させることで、通常の1.5~2倍のパワーを発揮する(中略)空気を震わせる体感型サウンド・シアターです。」

引用:轟音 || TOHOシネマズ

 うん、確かに間違っちゃいない。嵐さんの声はもれなく、夏休み中の風物詩、小中学生男子が扇風機に向かって「あ”~~~~」っていう時のように、ほとんどの曲で発声が震えていた。

轟音の向き不向き

 轟音が唯一無二の優れたシステムだとしても、作品によって向き不向きはあると思います。きっと歌の世界観をつぶさに表現する歌声で観客を魅了する、ライブ上映には向いていないのだろうと。逆に、ロックで縦ノリをするのが楽しいライブ、車やバイクでの金属音の響きやスピード感を楽しむアクション、サスペンスやホラーなどの恐怖を伴うシチュエーションがある作品には、すごく相性がいいんじゃないでしょうか。

それにも負けないサクラップ

 ほとんどの曲が轟音のウーハーのビートの向こう側に歌声が飲み込まれている中、すごくはっきりと聞こえたところがありました。
 それは”サクラップ”と呼ばれている、メンバーの櫻井翔さんが自ら作詞し自ら歌うラップ部分。いわば嵐の歌の世界観を表す重要なパートです。
 上から下から前からの轟音に飲まれることなく、むしろそのうねりを味方につけるがごとく、渦巻くように届いてきたサクラップにはすごく感動を覚えました。

 正直、歌声をもっと聞ける!と思って楽しみにしていたので、そうじゃなかったことは残念でしたが、普段行かない映画館での上映は、いつもの映画館ではスクリーンサイズの違いでフレームアウトしている部分が観られてうれしかったですし、サクラップが轟音すらも味方につけて存在していることに気づけたことは、本当に新発見でした。

 

また、ドリパスの上映会に行って充実した時間を過ごしてみたいと思います。

 

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