大河ドラマ『どうする家康』第9話 守るべきもの
◆ 作品情報
2023年3月5日 総合 20:00-20:45
BSP 18:00-18:45 再放送:翌週(土)13:05‐13:50
◆キャスト
有村架純・瀬名
山田裕貴・本田忠勝(平八郎)
甲本雅裕・夏目広次
岡部大・平岩新吉(七之助)
波岡一喜・本多忠真
木村昴・渡辺半蔵守綱
市川右團次・空誓
寺島進・水野信元
矢島健一・吉良義昭
角田彰広・松平昌久
古川琴音・千代
井頭愛海・お玉
寺島しのぶ/語り
古沢良太/作
◆あらすじ
身近な家臣さえ信じられなくなり引きこもる家康を、鳥居忠吉が訪ねてくる。たとえ裏切られても信じ切るか、疑いのあるものを切り捨てるか、二つに一つ。そう問われた家康は決意を固める。激戦の末家康は一向宗側の軍事と対峙し…。
・公式サイトより要約引用
movie-choco1224.hatenablog.com
◆感想
大河ドラマでは当たり前のクオリティなのかもしれないのですが、大人になった弥八郎様が幼き頃に想いを馳せている眼差しの優しさ寂しさを映し出すカメラワーク。のっけから心掴まれてしまいます。
吉良から寝返りの文が届いた数正と左衛門尉。仲間の謀反が相次ぎ、どうしてよいのかわからぬと伏せる殿のところへ、鳥居忠吉が見舞う。「主君は家臣を信じるしかない。過ちを赦して家臣を信じるか、謀反の疑いを少しでもある者をことごとく片っ端から殺すこと。」後者を取ってきたのが鷹狩と称して民の謀反をあぶりだした信長。話を聞いた殿は前者。兎メンタルで家臣の謀反に弱っていた殿が、寅のような威勢のよさで「わしはお前たちを信じる」と家臣たちに言い切りました。小さな木彫りの兎で一人遊びをしていた心優しきあの殿が、人を信じ切ることの難しさを実感しながらも宣言する姿。本当に強くなりましたよね。数正と左衛門尉は仲良くそろって文を破り捨てる。
戦況は一揆側が追い詰められ、家康の家臣団が優勢に。信長の命によって、和睦を結ぶことになり、一向一揆終結。謀反の疑いのある広次は赦し、本多正信に至っては三河追放に。
最後の本多正信と殿の対峙するシーン。過ちを犯したのは殿だから。嘘でも悔いているなどとは申せぬ、仏にすがるのは生きているのが苦しいから。それを知らずにたらふく飯を食うとは何事か!!太守さまが伝えたかったことを代わりに伝えてくれました。ちょっと虎さんになったかと思ったのに、またすぐ泣いてしまう兎さんの殿。それでも、「過ちをすべて引き受け、わしは前に進む!」と宣言し、本多正信にい処遇を伝えるまなざしは強い主君のものでした。いい加減だった正信も「長年の御恩…」などとしおらしく。やっぱり家臣になるような人は、多少チョケたり、変り者だったり、呑兵衛だったとしても、義理とか最後はちゃんとするんですね。といった尻から、とんち(笑)また少ししたら出てくるでしょうが、いったん、ここで正信とはお別れです。
きれいごとにしてはならん、と瀬名と二人で反省会。どうやら来週には、側室ができてしまうみたいで。仲睦まじいお二人を見られるのはここまでか…と、桜舞い散る中、季節的にお雛様のように美しい二人にうっとり…をぶった切る、えびすくい(笑)いつどんな時でもえびすくい。賑やかでよろしい事です(笑)
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