映画湯道 アナザーストーリー『湯道への道』を見た
映画『湯道』が一昨日公開しましたね。観に行こうか?どうしようか?と思って、アナザーストーリー『湯道への道』を見てみました。
あらすじ
湯道の家元・梶山は、400年続く湯道が自分の代で途絶えることに苦心していた。命を絶とうとしているところへ、たまたまこの屋敷に忍び込んだ安藤に助けられる。何しているのかと尋ねられ、安藤は盗みに入ったとはいえず、湯道の入門者を装う。
作品データ/主要キャスト
・生田斗真/安藤
借金取りに追われるペテン師。盗みに入った湯道会館で梶山の命を助ける
湯道の最後の家元。命を絶とうとして安藤に助けられ、湯道の映画監督になる
・中村アン/脚本家
トラウマで書けなくなった脚本家
・正名僕蔵/占い師
安藤と梶山の行く末を占う。飲み屋とグル
・竜雷太/花屋
常連の花屋さん。でも本当は映画の裏方さん
放送年:2022年/監督︰鈴木雅之、片山章三、高橋由妃/脚本:中村允俊/放送:amazonプライム
感想
2月23日に公開された『湯道』を見ようかな?どんなテイスト?という足掛かりにとアマプラで見てみたのです。30分くらいの映画紹介がてらのスピンオフかなと思ってたら、1時間半ほどの長尺で、ちゃんとした面白いドラマでした。
本当にこうだったかもしれない?
取り立て屋から逃げているペテン師の安藤が、ひょんなことから逃げ込んだ湯道会館で家元の命を救う。そこから始まる湯道映画への道。ペテン師がペテン師占い師に引っかかって調子よく飲みに入ったお店で、今は別の仕事をしているけど元映画の照明さんとか、カメラマンとか、現役退いちゃったベテランと出会って、一獲千金を狙う安藤と湯道を広めたい家元が銭湯の映画を作る。
ありきたりだけど、その裏方さんをやっている方たちが竜雷太さん、六平直政さん、正名僕蔵さんなどなど昔から映画やドラマを彩ってきた名バイプレーヤーの皆さん。小気味いいテンポの掛け合いで話が進んで飽きません。映画とからドラマって、もちろん主役が大事だけど、脇を固める人たちのセンスでだいぶ面白い面白くないが決まるとも思っているので、これをどうして映画館でやらないのか?と思うくらいの贅沢な配役で、どっぷりドラマに浸かれました。
オマージュがいっぱい
この作品、案外オマージュが仕込まれています。わかりやすいのは、湯道のスタッフが横一列で撮影所に入るところ。Heroの検事・事務官全員が並ぶあのシーンをオマージュしたんだろうなと想像がつきます。
私が好きなのは、安藤が湯道会館に忍び入り、積み重なった湯桶を手に取り、重なっていた桶が一斉に崩れ落ちてしまうシーン。いつか見た作品のオマージュだと思うんです。ただ、どの映画で見たのか、ドラマだったか、タイトルが思い出せないのでちょっと悶えています。(わかる方誰か教えてください!)
本作を見ても映画『湯道』を見るかは決められない
本作をみても映画『湯道』を見るかは決まりません。あくまで本作は映画『湯道』を作るまでの過程がこうだったかもしれないよ?という中身のコメディドラマ。映画とは生田斗真さんなどの役どころから、脚本、監督に至るまで別だからです。
むしろ本作は、橋本環奈ちゃんにつられてるオヤジたちがキャスティングされたかもしれない?と思わせ、『湯道』は主役でも脚本でもなく橋本環奈ちゃん頼みだということくらいです(笑)
映画を観る参考にはなりませんが、単独ドラマとして十分楽しめますよ!この週末おうちでぜひどうぞ。
映画『湯道』舞台あいさつがあります!
映画が気になるけど、観に行く決め手に欠けるという方!京都・大阪の2か所で舞台挨拶がありますよ。登壇される予定の生田斗真さんに会いに行くというのは、きっかけとしてはステキではないでしょうか?
いずれの回もチケットぴあでの申し込み抽選販売です。本日2/25現在まだ応募可能ですので、気になる方は是非どうぞ申し込みください!
▶こんな人におすすめ
・ 生田斗真くんが好き
・オマージュを見たい
・アマゾンPrimeで見るものを探している