大河ドラマ『どうする家康』第2話 兎と狼
作品情報
2023年1月15日 総合 20:00-20:45
BSP 18::00-18:45 再放送:翌週(土)13:05‐13:50
◆キャスト
山田裕貴・本田忠勝(平八郎)
杉野遥亮・榊原小平太
甲本雅裕・夏目広次
浪岡一喜・本多忠真
猫背椿・登与
橋本さとし・飯富正景
角田彰広・松平昌久
飯田基祐・松平弘忠
天野ひろゆき・山田新右衛門
真水稔生・戸田宗光
豊島花・たね
川口和空・竹千代
渡部篤郎・関口氏純
真矢ミキ・巴
里見浩太朗・登譽上人
◆あらすじ
織田軍に包囲され絶体絶命の元康を前に、織田軍は兵を引く。元康は瀬名のいる駿府へ急ぎ帰ろうとするが、家臣たちは家族のいる岡崎へ帰りたいと猛反対。しぶしぶ、三河領へ踏み入れるも、敵に襲われ鳥居忠吉が大けがを負うなど軍は壊滅的。何とか菩提寺へ逃げ込んだ元康、さぁ、どうする?
・公式サイトより引用 www.nhk.or.jp
◆感想
「寅の年、寅の日、寅の刻に生まれた」猛将になるに相違ないはずの殿。その実兎年生まれの優しい青年が、なぜ故そこまで信長を恐れるまでになったのか?すごくわかりやすく描かれていました。
ぬくぬく育てられた松平家から族の集まりみたいな織田家へ放り出されては怖いでしょうし、地獄でしょう。でも、ある意味でいうと、「元康のことは勝手にせぇ」と半ば捨てられた身を織田家父が亡き者にしようとしていた寸前で救った命の恩人でもある。地獄のような乱世を生き抜くだけの気力と技と力を身に着けさせようともした。よほどお気に召したわけですね。
天下を治めるならば、俺の屍を越えてゆけというような、大人になっても恐怖を抱くほどの大きな壁として立ちはだかってくれた。それは脅威でもあるし、目標でもあるし、終始ぬるいところがある元康には、寅となるための試練にもなる。
あ、そう!13歳でお人形さん遊びをしている。いささか不思議だったのですが、放り出されたときに父上が持たせてくれた寅のお人形がルーツなのかもと思いました。お人形遊びをしているときだけは、松平にいた時の優しい父母が想起されて、ほっとしていられるのかと。
同じようにホッとする場所になった瀬名のいる駿府へ帰りたい殿と、家族がいるから岡崎へという家臣たち。まだチームとしては信用しあえていないところに、同じ松平というだけで信用してじいに深い傷を負わせてしまう殿。
道半ばで首を差し出す無念の中、思い起こした地獄の日々と瀬名との時間。今一度、生きる覚悟を決めて兎が寅へ変貌したときの啖呵の斬り方、格好良かったですね!!しかも、岡崎で生まれた時に於大さまとお父上が「猛将になるに違いない」と民へ息子をお披露目したあの場所で、民へ宣言する殿も勇ましくて。その後の見え隠れする兎も、人間らしくていいではないですか。
ますますこの先が楽しみになりました!
▼1話の感想はこちらから
movie-choco1224.hatenablog.com
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